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白井病院の特長

白井病院は「眼科専門病院」であり「眼科スタッフ育成機関」です。

眼科専門病院として

4つの専門外来で
9割の眼科疾患を診る

眼は小さな器官ですが、その専門性は多岐にわたり、病気も様々。眼に関する病気をすべて自院で完結できる病院が「眼科専門病院」であると考えます。

2021年12月現在、眼科3本柱である「角膜」「網膜」「緑内障」の各専門医が勤務し、平日に限り緊急手術への対応を行っており、眼科疾患の約9割は院内にて完結できています。全身管理が必要な病気をお持ちの患者さんの手術は、大学病院や総合病院をご紹介していますが、まずは何でも気軽にご相談ください。

他の医療機関との連携は、愛媛大学医学部附属病院、香川大学医学部附属病院、川崎医科大学附属病院をはじめとし、地域中核病院の三豊総合病院、独立行政法人国立病院機構四国こどもとおとなの医療センター、香川労災病院などと提携しています。また地元の眼科開業医の先生方からもご協力をいただいております。

眼科スタッフ育成機関として

患者さんの安心のために

医師、看護師などのスタッフは医療教育・試験を経て、現場で活躍していますが、その多くが満足な卒後教育を受けられないのが現状です。医療現場に出てからの知識や技術の向上は、自分の意思(やる気)と運(どこで働くか)に任されています。

現在、医学は高度化・細分化し、新しい病気が発見されたり、医療業界への期待度が高くなりすぎている傾向もあります。このようななかで満足のいく医療を提供するためには、医療従事者を育てる機関が必要です。しかし人材育成の制度や施設は十分でないのが現状です。

そこで私たちは、医師、看護師、視能訓練士、事務職員、栄養士等、眼科医療に携わるプロを育て、患者さんが安心して受診することができるような病院を目指しています。各部署とも独自の方法で人材を育成し、1年半~2年の研修を経て一人前のスタッフとなります。院内外で行われる学会、研修会への参加もその一環です。例えば2012年より、川崎医科大学附属病院へ視能訓練士を毎年1名、1年間の研修に出向させています。また研修の受け入れ先として、眼鏡学校と視能訓練士養成校の実習施設になっています。

また、急変時の対応として、スタットコール(緊急事態発生コール)チームを編成し、救急指導医(兵庫医大救命救急センター白井邦博医師)を月に1度講師として招き、救急の知識と技術の習得を行っています。さらに年数回、スタットコールチームが全スタッフを対象に、AEDや心臓マッサージの講習会を開いています。

スタットコールとは

スタットコール(stat call)は、院内で意識不明・呼吸停止・心肺停止など緊急事態が発生した場合に用いられる救急コールです。コードブルー、ドクターコールなどと言われることもあります。スタットコールがかかると手の空いている医師・看護師・その他すべてのスタッフは特別な理由がない限り現場に駆け付けます。
多くの高齢者は何らかの病気を抱えており、「いつ」「どこで」「発症」してもおかしくないのが現状です。また当院は眼科専門病院のため全身を診ることはほとんどありません。そのため月に1度、救急専門医を招聘し、緊急事態(スタットコール)に備える訓練を行っています。
当院でのスタットコールの目的は患者さんの治療ではなく、急変した患者さんの「命を守ること」そして搬送先の医療機関へ可能な限り「よい状態で搬送する」ことです。そのために、心臓マッサージ、AED、人工呼吸(アンビューバック)、救急薬剤の使用方法などを学んでいます。

スタットコール指導医師

白井 邦博

Shirai Kunihiro

兵庫医科⼤学病院 救命救急センター 副センター⻑

略歴

1992年
⽇本⼤学医学部 卒業
1996年
日本大学 救急医学講座
(救命救急センター)
2005年
岐⾩⼤学医学部附属病院
⾼度救命救急センター
2015年
兵庫医科大学 救急災害・医学

専門医等

日本救急医学会専門医、日本救急医学会指導医、日本救急医学会評議員、日本集中治療学会専門医、日本熱傷学会専門医、日本外傷学会専門医

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